* 300mile biscuit 前編 *


 畳間に入って、すぐ惹かれたのは春を招く森だったのだろう。案内を終えた仲居が客室から離れると、修太郎は窓外に近づいて広がる景色を眺めていた。長らく見続けた後ろ姿。飽きない彼を渉はかかさず写真におさめた。この旅行がはじまってから、スマートフォンは専用カメラと化している。
 今日と明日はやりたいことが山盛りだ。時間を惜しむように座り込んだ渉は、荷物の口を開ける。まずはじめるのは充電と各種用意。
「そのデカイ中に、一体なにが入ってんだよ」
 手を突っ込んで中身を確認していると声が落ちた。顔を上げれば、見下ろす修太郎と目があう。隣で腰を下ろして畳に足を投げ出す恋人の視線。景色より自分の行動を気にしてくれている様子に、渉はちょっと嬉しくなる。
 指摘されたのは、リュックというには一回り大きい登山用ザックだ。確かに旅館で一泊二日するには少し場違いな感じである。そのテントが仕舞いこまれていそうな中から、渉はパッキンにくるまれたものを取り出した。尻尾のように飛び出したのはコンセントのコード。
「これ、ゲーム機持ってきたって言ったじゃん」
 気泡緩衝材を外しながら答えれば、修太郎がザックを覗き込んだ。
「それは知ってる。無事合格出来たら温泉宿で俺とゲームしたいってゴマすったんだよな親に」
「修ちゃんひどくね!」
 行きの特急列車で話していたことを超意訳され、口元がひん曲げる。それでもゲーム機を用意する手は止めなかった。チェックイン開始直後に入った旅館ではあるが、時間は限られている。渉には我慢していたことがたくさんあるのだ。
「おまえの実力ありきだってわかってるよ。けどさ、こんな約束をおばさんたちとしてるとは思わないだろ」
 旅行に受動的な修太郎はというと、少し呆れたように部屋をぐるりと見回す。元々出不精な彼をワガママで引っ張り出してきたのは間違いない。
「でも、親も第一志望合格の労いだって快諾してくれたんだからいいじゃん。俺も修ちゃんの分含めて出世払いするつもりだし。ココ、いい感じじゃね?」
 液晶テレビにコードを接続しながら問いかける。「うん」と快い回答がきた。
「出世払いはしなくていいからな。で、渉、ソフトどれ持ってきた?」
 まんざらではないようなのでよしとする。渉がザックに戻ってソフトを数枚出せば、修太郎も微笑んで手に取った。
「懐かしいなコレ」
「高校になってからほとんどやってねえし、新作も買わなくなったけど。一人でやんのはつまんねえもん」
 小中時代、修太郎と室内で遊ぶときは大抵ゲームだった。だから、すべて対戦系のソフトである。一人でコツコツ楽しむタイプもいいけれど、渉にとってゲームは修太郎とするものだ。
「だな。このレースのやつやりたい」
 修太郎も一緒に楽しむのがゲームだ、という考え方のようで同調してくれる。
「じゃあそれにしようぜ」
 セッティングをすませ、また大荷物を漁る。次々とものを取り出す渉に、修太郎の不思議そうな声がかかった。
「今からゲームすんじゃねえの?」
「ううん、やるなら飯食った後。貸切風呂を16時半からとってるし、修ちゃんも温泉の用意してくれよ。時間制だから」
 時計を見れば、一時間切っている。フロントで貸切風呂をおさえてもらい、今日は空きがあって時間を変えることも延長もできますのでその際は内線でご連絡ください、と言われたが、延長するにも料金が発生するし、まだまだ学生の渉は親からお金を出してもらっている身分である。
 両親はこの高校卒業旅行にとても好意的であった。幼馴染の修太郎が渉の大学受験に際して大きな心の支えになっていたと理解していて、来月から離れ離れになる前に想い出づくりをするのは悪くないことだ、と修太郎の母親に話をつけてくれたのだ。
 第一志望に合格した後から両親に明かされたことだが、最悪私立大の医学部も覚悟していたらしい。一応、渉も保険をかけて私立の医学部を一つ受験し受かっていた。が、医学部は国公立と私立で莫大な費用の差がある。本命の国立大学に合格できなければこんなワガママな旅は実行できなかった。親も国立大学に受かったことで費用的に救われたと思ったそうだ。最初予定していた旅館よりも、格上の旅館にしなさい、と言われてココになったのだ。
 一方、連れの修太郎は唖然としていた。第一志望大学に合格したら好きなお菓子をめいっぱいつくってやる、という約束だったのに、温泉旅行のプランをこしらえて目の前にやってきたのだ。無理はないかもしれない。旅費は無料と言ったが、それには修太郎だけでなく修太郎の母親も首を横に振り、折半となったのである。
「夕飯は18時だっけ?」
「そう。ありがと」
 彼から浴衣を渡される。その代わりのように、取り出したのは数冊の本と冊子だ。荷物が重かったのはこれらだ。修太郎も身に覚えがあったらしい。
「小中の卒業文集とアルバムまで持ってきたのかよ」
 硬そうな装丁に載るタイトルを見てつぶやく。
「部屋の片づけ中に見つけたんだよ。一緒に観たいじゃん。ついでに、俺の高校のやつも持ってきてみた」
「そっちのほうが興味あるわ」
「なんだよー、文集のほう先に見ようぜ」
「いいよ、おれなに書いたか覚えてねえし」
「じゃあ今見よう」
「おまえ、待て、恥ずかしいだろ!」
 軽く奪い合って開く。小学校の文集は手書きだ。すぐに見つけた修太郎の名前と筆圧の薄い文字。将来の夢は『喫茶店のマスター』と書かれてあった。
「医師だって。予想するまでもねえな」  中学校の文集を開いている修太郎が渉の角張った大きな筆跡を指でなぞる。
「修ちゃんの、喫茶店のマスターってあるぞ」
「そんなの書いた記憶、全然ない。そんな感じだったかあ、中学のときはどうだったかな」
 気になったらしい。彼はすぐに自分を名前を見つけて、少し変な顔をした。パタッと閉じたものを渉が奪って再度開く。『どこかの企業のサラリーマン』。
「今のほうが夢あるな」
「まったくだ」
 パティシエを目指し製菓学校に入学する修太郎が、入れ替わりに小学校の文集を広げた。
「こっちも医者か。だよなあ」
 渉の将来の夢を確認したのだろう。
「本当、おまえは一貫してる。そういうとこが渉のいいとこなんだよな」
 幼い大きな筆跡を見つめ、彼が言う。てらいなく褒められて渉は笑顔をみせた。
 次に重層なつくりの卒業アルバムを二人で広げた。同級生の写真。部活の写真。色んな行事の写真。運動会、球技大会、体育祭、文化祭。変顔を見つけて笑う。一緒に写っている写真が三枚も載っていた。
 ……そうだ、小中は毎日修ちゃんと一緒だった。そして、友情であるはずだった感情が、友情ではないと気づいた日。中学の後半から少しずつ苦しんで、高校で離れ離れになってとうとうこれが修ちゃんへの恋心だったと認めたんだよな。その後、修ちゃんに想いを知られて、拒絶されると覚悟していたのに受け入れてくれた! 奇跡が起きたと今でも思う。アルバムに映る中学生の自分に教えてあげたい。
 そう回想しながら渉が目を細めてページをめくる横で、修太郎は渉の高校卒業アルバムを手に取った。
「渉、何組だったっけ?」
「一組」
「どこだ? あ、いた」
 写真の渉に笑顔を見せる。そして、妙に真剣に特進クラスを眺めた。
「他にもおまえが写ってるページある?」
「あるかも。ちゃんと見てねえから」
「そっか」
 捲る指と強い視線。アルバムの中から自分を探そうとしているのだ、と思うと愛しい。
 ……そういうシーンを、ちゃんと残したい。
 充電コードからスマートフォンを外して、その姿を撮る。カシャッという音に顔を上げた彼の視線は一転、冷ややかだ。
「おまえ、やたら写真撮ってねえか? はじめての二人旅で浮かれてんの?」
 この旅行で逐一撮られていることに気づいたらしい。呆れ口調に渉は力を入れた。
「浮かれるに決まってんじゃん! 俺はこの日のために死に物狂いで受験突破したんだぜ!」
「合格が第一目標じゃなかったのかよ」
「そりゃ、当然」
 密着するほど近寄っても、彼は変わらず平静だ。
「だからこそ、目標到達後のご褒美は格別なの」
 そんな褒美で一番重要なのは修太郎なのだ。腰に手を回せば、ふっと笑ってくれた。愛しい顔にキスをする。
 ピピピピピッ!
 スマートフォンのアラームが鳴った。あっという間に時間だ。
「電話?」
「アラーム。風呂の時間だって」
 貸切風呂は渉のやりたいことのひとつを担っている。胸を弾ませて立ち上がる。
「修ちゃん、いい?」
 行こう、という催促ではなく問いかける。
 見上げる修太郎が、わかったように口元を緩ませてアルバムを閉じた。
「しょうがねえなあ」

 ◇  ◇  ◇


 貸切風呂は正面が大きなガラス窓で、柵越しに森と川が見えた。ガラス窓は開閉式になっており、脱衣所からすでに心地良い木の香りがする。湯船も床も木造りだ。
 ……写真にあったとおり良い感じじゃん。
 浴衣を脱ぎ、さくさくと中に入る。身体に湯をかけて湯船に腰を下ろすと、往年の頭脳戦から解放された戦士の気分となった。長居してものぼせないような温度に息をつく。
 恋人の修太郎はというと、外が気になったようで窓を開錠していた。
「さむっ!」
 流れてきた冷気をバタンッと閉じる。三月の山間に全裸は寒かろう。
「修ちゃん、早くこっちこいって」
 呼ぶと見慣れた裸体が湯船に入ってくる。
「ちょうどいいな、温度」
 大きく息をついて修太郎が笑顔になる。渉は頷いて彼に触れた。
「もっとこっち」
「なんだよ」
 寄ってくるよう手で誘導すれば、湯の中で応えてくれる。素肌に両手を回して濡れた首筋にくちづけた。ピクッと背が揺れる。後ろから抱きしめているかたちだと、恋人の反応が如実にわかる。
「修ちゃん」
 片手をゆっくり肌に滑らせる。チャプッと波立つ湯。甘菓子のように耳をはむ。修太郎の声がくぐもって聞こえた。
「あたってる」
 何が? と問うまでもない。自身の変化にかまわず「うん」と答える。また呼ぶ声がした。
「渉」
「ん?」
「も、触るな、よ」
「やだ。触りたいもん」
「待て、お湯が、よご、んっ」
 修太郎は身体の変化を拒むようにくちびるを結んだ。しかし、渉が触れている芯はたちまちかたくなっていく。求められているようで胸も昂る。
「修ちゃんもたまってた?」
 指先で先端をいじると肩が強張った。理性と欲がせめぎあっている感じだ。喉を鳴らせた彼から本音が漏れる。
「お湯、でて、しよ、」
「わかった。修ちゃん、その縁に座ってみて」
 後ろ抱きから解放して、湯船の縁に座らせる。向かい合わせとなった修太郎が少し不思議そうに見下ろしてくる。その瞳よりも目の前のゆるく勃ち上がっているモノに魅せられて、渉は顔を寄せた。
「ちょ、わたっ! あっ、ん!」
 まさかここでくわえられるとは思っていなかったらしい。快感で前かがみになる修太郎に内心にやりとしつつ、甘い竿を口にふくみ何度も舐めて吸う。
「だ、め、あ、あっ」
 言葉のわりに渉の愛撫を拒否することはなくますますふくらむ。我慢してふるえる姿に煽られる。もっと彼の熱がほしい。
「出ちゃっても、ちゃんと口で受け止めるから」
 渉の言葉に一瞬彼が弛緩した。その瞬間に、奥までくわえて激しく動かす。
「あっ、あ、あっ」
 強く吸い上げた瞬間、口の中に液体が飛び込んできた。それを一気に飲み込み先端を舐める。大きく呼吸する彼の手が、渉の頭を掴んだ。
「あ、も、飲む、なよ!」
 そんなことを言うが、柔らかくなったモノは満足そうだ。渉も同じように精を放ちたくなる。額を押されるまま、ざばっと立ち上がった。
「俺も我慢できない」
 見上げる修太郎が、すぐ渉の中心に目をやる。そそり立つものに動じないのは、それだけたくさん経験している証拠である。
「口で?」
「それもいいけど、修ちゃん、立てる?」
「うん」
 湯船の中で立った彼を振り向かせ、縁に手をかけさせる。尻が突き出る姿勢に察したようだ。
「待て、湯船出てから」
「ちょっとだけ、やばくなったら湯船すぐ出るから」
 言いながら逃げないよう臀部を掴んで、指を差し込んだ。すんなり入ってほぐれていく。少し準備してくれていたようだ。渉が旅館に着けばセックスを求めるだろう、とわかっていた修太郎の計らいが愛しい。挿入をはじめれば、修太郎が収縮しながら上手に飲み込む。
「っん、ふ……っん、ぅん、ん!」
 腰を押しすべておさめて、肌を撫でる。
「修ちゃんのおかげで、早く入ったよ」
「も、あ、はや、く、」
 汚れること恐れる理性と快楽がかき混ざる掠れ声。そうっと引いて、押す。
「修ちゃんを、ゆっくり味わわせて」
 渉は目尻を下げ、彼の素肌を片手で撫でた。ゆっくり出し入れする。太ももから下にある湯が動きにあわせて揺れる。
「ふぁ、あっ、あっ」
 何度も同じ動きをすれば、湯音が卑猥な音に変わっていった。彼の性器を触るとまた勃ち上がっている。渉は我慢できず、心の中でゴメンと呟いて、激しく腰を打ち付けはじめた。
「あっ、も、だめ、出ちゃ、あ、あ、」
 修太郎の喘ぎが反響する。じゃぷじゃぷという音とぺちぺちという音。限界はすぐに来て、渉は修太郎の奥に精を吐き出した。
「はぁ、はぁ、はぁ、バ、カっ!」
 修太郎が罵声と同時に渉の芯を秘部から抜いた。ぎゅっと身体に力を入れて、強張ったまま動き出す。湯船から命からがら出ようとする姿を、渉は射精し終えた心地で見つめていた。
 すぐ、体液が温泉に入らないようにするため身体を避難させているだと気づく。風呂場でセックスするときだけ、スキンを使わない二人だ。
 彼が湯船の縁をまたぐ。不可抗力で開かれた足の付け根から、どろりと白っぽい液体が滑り落ちた。
「んっ、待っ、」
 修太郎が慌てたように指を這わせてぬぐった。湯船を汚すことはなかったが、締め切らない穴はさらに熱い子種をこぼした。木の床に白濁がボタッと落ちる。
 煽情的な恋人の姿態。目を見開いて心のフォルダにすべてをおさめた渉は、ザバッと勢いよく湯船から出た。
 よろよろと備え付けの椅子に身を寄せようとする修太郎の腕を掴む。自分が彼の支えとなるように腰を抱き、ゆっくり床に座らせた。負担が大きい役の修太郎は、ようやく深いため息をつく。木板が敷かれてあってちょうどよかった。そばにあった桶で湯を汲む。
「俺がかき出す。もっとこっちに寄って、脚開いて」
「ぅん」
 向かい合った修太郎は、軽く腰をあげて渉の首に両手をまわす。
 しかし、後処理だけで終わらせるつもりはさらさらなかった。ザバッと湯を彼の尻にかけて、さすりあげるように秘部に指を入れた。自分の精液をかき出しながら、彼の気持ちの良い部分をかすめる。修太郎が目を閉じてギュッと眉を寄せた。さらに何度もつつく。身体がひくつき秘部が締まった。
「のぼせてない?」
「な、いよ、あっ、わたっ、ん! も、だめ、」
「もう一回ここでしたい。修ちゃん、お願い」
 甘えるように尋ねながら、ぐちゅぐちゅ二本の指で彼を翻弄する。ふるえる彼は喘ぎ声を殺して「はやく、こい、」と言った。
 修太郎の片手も借りて完全に性器を勃起させ、細い臀部を掴んだ。座位の深い味を知る秘部が、渉をずっぷりと食んでいく。
 その尻を両手で持ち上げ、また沈める。鞘となった修太郎が、やり方を思い出したように三度目から自発的に動いた。愛しい腰は渉のためにじゅぷじゅぷと音を鳴らす。空いた両手で、次に熱と快楽で熟れた乳首を摘まむ。
「ぁあっ、あ、ぁん!」
 瞬間的に動きが止まって締め付けられた。もっと絞られたくて、乳首をすり潰しながら舌先で肌を舐める。温泉と汗が混ざった味がした。片手を修太郎の性器に添えてみる。大きくひくつき一気にふくらんだ。
「あ、や、あっ、ぁあ、」
 快感に耐えきれなくなったのか、腰が深く沈む。
「修ちゃん、温泉でえっちしてるの。見て」
 乳首と性器をもてあそびながら、渉はうっとりとささやいた。貸切風呂。窓から見える森。解放感と妙な背徳感。修太郎は渉の熱を埋めたまま目を閉じて小さく首振る。
「修ちゃんのえっちな声、いっぱい反響してる」
「も、バっ! ぅ、っん!」
 腰を掴んで痴態を押すと同時に突き上げる。重い振動に修太郎がしがみついた。
「んっ、んっ、あ、んっ、ぅん!」
「修、たまんねえ、好き、好き」
 腰を揺らしながら顔を寄せる。くちびるを見つけて重ね、舌を何度もからめた。
 下と上の音。修太郎の瞼が開く。瞳の奥に、とろりと溶けた快楽。
 互いが絶頂を求めている。
 自然と穿ちやすい体位に変わった。
「んっ、んっ、あ! あっ、あっん! ぁん!」
 耐えていた声がまた響く。そして、さまざまな水音と臀部同士が当たる音が綯い交ぜになって温泉に立ち込めた。
「あっあっあっ、ああぁ!」
 びくっ、びくっと修太郎の身体が跳ね、渉もすべての想いを彼に注いだ。永いようでわずかな一瞬。内部に吐いた感触は愛しい。
 身を抜いてすぐ水を用意し、彼を抱きしめた。ぐったり胸元へ寄りかかってくる修太郎に手で水をかける。まだかたくなっている竿と呼びかければ答えてくれる様子に安堵して、やさしく愛撫する。修太郎はふるえながら二回目の精を吐いた。体液まみれの下肢を今度こそ清める。
「も、疲れた」
 素直な一言に渉は少しだけ詫びた。
「ごめん。でも、気持ちよくなかった?」
「……それは、否定、できない」
 口をとがらせる彼にキスをする。すると、修太郎からももう一度キスをくれる。
 が、最後は仕返しとばかりに頭から水をぶっかけられた。




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